12月4日のイベント、
ややびっくり企画でオープニングアクトで
ボストン鹿島さんとconti小林さんによるリーディング&ドラムを
やっていただいた。
ぐぐ、っとテンションというか熱というか、上げられた。
いや、よかった。
いきなりお願いして、あれをやってくれるとは、やはり「プロ」ですな。
俺は「メジャーデビュー=プロ」だとは思わない。
本気な人=プロ
だと思う。
昨日、キング・カズのドキュメント番組を見た。
日テレが今日から始まるTOYOTA杯に先駆けて、作ったものだ。
TOYOTA杯は、世界の各地域で一番になったクラブが集まって
対戦するもので、Jリーグ勢はアジアで1位になれなかったため出場できない。
しかし、日本人で唯一出場する選手がいる。
シドニーFCへ移籍した、キング・カズこと三浦和良だ。
番組ではシドニーでのカズを追っていた。
今となっては、カズは「やっちゃった人」みたいないじられ方をしている感がある。
たしかに、番組の中でのカズの振る舞いはまるでマフィアのボス。
バッグ類は全てヴィトン。時計はカルティエ。イタリア製のジャケッツ。
でも、カズなら許される。
なぜか。
この人は、全てに対してとても真剣なのだ。
俺はJリーグ発足当初、中学生。
カズにファンレターを書いたことがある。
「受験がつらいです。でもカズさんを見てがんばります。」と。
明らかに大量生産されている葉書が返ってきた。
印刷文字で”Thank you!”と書いてあった。
俺は直筆じゃない上に、ひょっとしたら俺の手紙を読んでない
かもしれないことを知りながらその葉書を大事に大事にしまっておいた。
昨日の番組を見て思い出した。キング・カズを。
我々は失敗を恐れすぎだ。ひよるな、若者よ。
人生にひよったおじさんにはなるまい。
いや、年齢は関係ない。じいちゃんばあちゃんだって、
やろうと思えば何でもできるはずだ。
カズは成功も失敗も恐れない。
何事も、全てに真剣に取り組むことが大切なのだ、と教えてくれた。
彼は「本気な人」。つまりプロである。